Urbanista の SAN FRANCISCO2 もレビューしましたが、イントラコンカタイプではないインイヤーのイヤホンでUSB直結できるものを探していた矢先にまさにドンピシャな機種が続けて2機種発売されたので、価格が安いのもあって両方買ってみました。
音質以外の部分でいうと、このTAE2000 のほうが SAN FRANCISCO2 よりも1000円ちょっと安いのですけど、どこらへんが違うかなと思って観察したところ、まず SAN FRANCISCO2 はケーブルが布巻きになっていてねじり癖がつきにくく、タッチノイズも皆無という点がコスト差かなと感じました。TAE2000 は普通の細めのケーブルであり、箱出し時点でかなり癖がついていました(使っていたら真っ直ぐに伸びましたが)。タッチノイズはありそうに思えましたが、なんとほとんどなくて SAN FRANCISCO2 とほぼ同レベルでした。でもケーブルは SAN FRANCISCO2 の方がいいですね。
あと、これはデザインとも切り離せないですが、 SAN FRANCISCO2 はイヤホン筐体からケーブルが出ていく部分が数センチほどスティック状のプラスチックで覆われています。Appleの EarPods と同様の形状ですが、これはイヤホンを外す時にそこを持つようにすればケーブルを引っ張らなくて済むという配慮であると思われます。その点、TAE2000 はそういった形状にはなっておらず、外す時には耳からイヤホン筐体を丁寧に摘み出す必要がありますね。そうしておけばケーブルの断線などは避けられると思いますが、面倒がってケーブルを引っ張って外していると、たぶんすぐに断線しそうです。
全体的な仕上げの質感は、TAE2000 のほうがむしろ上等な感じがします。 SAN FRANCISCO2 はややプラスチッキーで、よくいえばポップ、悪く言えばチープですが、この値段ですからむしろTAE2000 の作りのよさを評価すべきでしょう。
肝心の音質ですが、わたしはこれまで TAE7009 と TAH2000 Ringo を使ったことがあるのですが、TAE2000 のサウンドもそれらと同じ"PHILIPS の音"でした。具体的には中域がややふくよかなフラットに近いチューニングであり、それでいて低域と高域にメリハリも効いている、とても聴きやすく何時間でも聴いていたくなるようなサウンドです。TAE2000 も SAN FRANCISCO2 も低価格なUSB-Cタイプのイヤホンなので、いずれも1万円以上する有線イヤホンと比べてどうこうというものではありませんが、単体で聴けば「これでええやん」となるくらい、どちらもいい音だと思います。
TAE2000 はモニターライクとまでは言いませんがどの帯域もきちんと聴き分けることができ、とても2000円しないイヤホンに積まれたドライバーが出している音だとは思えません。音場が広いという感じはしませんが、空間や左右のパンなどは正確に表現できていると思います。そのため音楽だけでなく、映画やアニメの視聴にも向いています。たぶんゲームにもいいんじゃないでしょうか。 SAN FRANCISCO2 はドンシャリで雰囲気作りが上手いサウンドですが、アニメを観たらセリフが奥に引っ込んでしまっていて、あまり向いてないと感じました。なので、TAE2000 は万能タイプ、 SAN FRANCISCO2…